松本城 様々な表情の天守閣 

現存する五重の天主の城は、姫路城と松本城だけ。 姫路城は行ったことがありますが、松本城は初めて。

上の写真は、お馴染みの松本城のアングルですが、確かにこのアングルが一番いい。
本丸からの天守閣。 内堀側からの天主閣は威圧的なのですが、本丸からの姿は、気品があり、秀麗なのが興味深いです。 きっと江戸時代に増築された左の月見櫓がそうさせているのでしょう。 

外観は5層ですが内部は6階建です。 城の内部の階段は、60度もありかなり急です。

よくよく考えると、天守閣はは不思議な建物です。 実用的には城内外の監視ぐらいにしか使えない。 しかしこれだけ大きく頑丈な基礎を作って、太い柱を何本も使うのですから、莫大なお金がかかるはずですが、到底、 監視目的に見合う費用とは思えません。

天守閣を流行らせたのは豊臣秀吉だそうですが、天守閣は豊臣秀吉の権威の象徴戦略で、大名や民衆に「凄い」と思わせる心理的効果に莫大なお金をかけた、という方がわかる気がします。
沢山の観光客がきていました。 海外からの観光客も多く、英語圏と北京語、広東語圏以外の国の方も多かったように思います。 

城の外では、鎧武者と忍者が一緒に記念写真に納まってくれ、海外の方の行列ができていました。 この時、日本人で記念写真に並んでいたのは、、私どもだけ。。。。

前に並んでいたイタリア人(たぶん)夫婦のシャッターを押してあげました。
天主からの写真 冬だといい景色なのでしょうね。。。
藤が満開でした。 良い香りが辺りを包んでいました。

本丸でやっていた野点 一人五百円 おやじは、茶の作法が面倒なので、家内のみ参加。
あれ、抹茶でなくて煎茶ですね。  
野点は茶室の作法の全てが必要ではなく、おもてなしの心を第一番として柔軟な対応をすることが重要だそうです。 

野点の原点は、「天正15年に豊臣秀吉の九州平定という戦いにお共をした千利休が、現在の福岡市東区である箱崎の松原でお茶をたてたことが「野点」の始まりだといわれているとのこと。  ここまで知ると、やっぱり参加すればよかった。 あとの祭り。。。

松本城の天守閣は見る角度で表情が違い興味深かったです。 四季折々でも違う表情を見せるのでしょう。 是非冬の初めの表情を見てみたいですね。 あ、豊臣秀吉の権威の象徴戦略にしてやられたかな。
  
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