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乾徳山 恵林寺

武田信玄の菩提寺 乾徳山 恵林寺 も坐忘からの帰り道に参拝してきました。
お寺の入り口の総門 松の枝振りが目を引きます。
参道 遠くに四脚門が見えます。
この四脚門は徳川家康が再建したとか。。
さらに進むと三門。 ここら辺りで、織田信長が僧侶120名を楼閣に閉じ込めて焼き殺し、快川国師が有名な「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」と言い放ったという場所だそうです。
奥に開山堂、さらに奥に本堂があります。
この日は高校が修学旅行で恵林寺を訪れていました。
庫裡 徳川家康で再建されたのですが、明治時代に焼失し再建されたそうです。

本堂の前には枯山水
後ろには庭園
本堂
さらに奥には、人が歩くと床が軋んで音が鳴る「うぐいす廊下」、そして、信玄が生前に自身をモデルに彫らせたという不動明王が祀ってある明王殿があります。

不動明王は迫力のある仏像で、魅入ってしまいました。撮影禁止なのが少々残念

恵林寺は、鎌倉のお寺に比べると、野太く、豪壮さを強く感じるお寺でした。 同じお蕎麦でも、二八蕎麦と田舎蕎麦の違いとでもいいましょうか。。


さて、そろそろ帰らなければなりません。

桔梗屋工場で信玄餅を買いました。

帰り道、何度も何度も「坐忘に宿泊してよかった。また来たいね。」と呟いたおやじと家内でありました。 是非是非、も一度坐忘に宿泊したい。。。。



 



ぶどう寺 国宝 大善寺

 笛吹川温泉坐忘への道すがら、最初にぶどうを甲州に広めたと伝承されている大善寺に参拝しました。 参道の階段と山門、楽屋堂が厳かな雰囲気を醸し出しているお寺です。これは楽屋堂  紅葉の頃はそれはもう美しい参道なのでしょうね。国宝の薬師堂 流石に国宝です。 惚れ惚れするような雰囲気のある素晴らしいお堂です。 山門 山門前に近藤勇が陣をおいたとか。


山門の仁王像

お堂からの甲府の眺め


楽屋堂
楽屋堂の仏像
なんと言ってもこのお寺の見所は、薬師堂に祀られ公開されている国重要文化財の日光菩薩、月光菩薩十二神将です。

撮影禁止でしたので紹介できませんが、真ん中に薬師如来像を祀った厨子があり、左右にひときわ高い日光菩薩像、月光菩薩像が祀られ、菩薩の両脇に十二神将像が広がっています。 

薬師如来像は写真でしか見られませんでしたが、左手にぶどうを持っています。鎌倉時代当時?、お寺がぶどうを薬として施したそうです。

安らぎを感じさせる菩薩と、歳月で濃茶光りした十二神将が玉眼だけが白く光り厳しい顔つきでずらっと並んでいる前に座っていると襟を正さずにはいられず、また、次第に心が落ち着いてきます。

いつまでもここに座っていたい、もっと眺めていたい、そんな気分になりました。 
山門脇の大善寺の庭園
江戸初期の庭園だそうです。
松の枝振りが歳月を感じさせるのですが、これは江戸時代からずっとあるのかな???
大善寺は、奈良時代の頃は五十二堂もあったそうですが平安初期の焼失。薬師堂は鎌倉時代に再建されたそうな。

日光菩薩、月光菩薩そして十二神将にもう一度参拝したいですね。


笛吹川温泉 坐忘に行ってきました(3)朝食編

笛吹川温泉坐忘の朝食です。 

食事は、一番奥にある離れでいただきます。

朝食は一の膳と二の膳があり、一の膳は茶懐石風
一の膳の前にいただいたのが、温もの手作り豆腐  最初は味が薄めだなあと思ったのですが、だんだんと口に運ぶ匙の回転が早くなってきました。あれ? ハット気がつくと、いつの間にか出汁や生姜が豆腐にからまって味が濃くなっていました。これには驚くとともに、素晴らしい料理に出会ているだと、感動してしまいました。
サラダのドレッシングが特筆もの 真ん中のピンク色のドレッシングは柿のドレッシング
折敷 右奥のうずらの卵がのったマグロのすき身 美味しかった。
これは二の膳の甲州名物おざら 信玄の瓢箪型のお弁当箱で、信玄箱というのだそうです。
中が四段に分かれて、つゆ、おざら、薬味が入っています。
水菓子 お皿がお洒落。

坐忘ならでの朝食ですね。。。素晴らしい。 あの豆腐もう一回位食べたいです。



本館の二階に、ライブラリがあります。 様々なジャンルの本や雑誌、そして絵本も置いてあり、珈琲、紅茶、ワインがフリーでいただけます。


置いてある本は厳選されていました。

パラパラとめくっただけで惹き込まれてしまう本ばかりです。


一部の本は買うこともでき、おやじも家内も一冊づつ買って帰りました。 おやじが買ったのは、「弓と禅」という本で、ドイツの学者が戦前に日本に滞在し、禅とは何かを知るために弓道の弟子となり修行を重ね、禅とは何かを悟ってゆく過程でわかった事を書き記した本です。  
おやじもこの本を読んで、なんとなく禅とは何かをほんの少しだけですが理解したように思います。 

このお宿は、禅の精神が貫かれたお宿道のお宿のように思います。 宿の心配りがさり気ないので気がつかないのですが、心地よさに後から、ああ、なるほどと気が付く事が沢山ありました。 本当に心地良い旅館です。 明日にでももう一度泊まりたいお宿です。