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船でしか行けない大牧温泉

 最近春の足音が近づいてきています。せっかくの雪景色の写真が場違いになりそう。ブログアップを急ぎましょう。

大牧温泉は絶壁に囲まれた淵に細長く建てられていました。
下の写真はロビーの様子。
廊下にはロケで訪れた多くの芸能人の色紙が貼られて今いました。50人ぐらいだったでしょうか。下の写真は一部で、連なる廊下にずらーと飾られていました。

口コミで廊下の色紙には賛否両論があるようですが、我が家では、これだけ大量だと「これだれだっけ?」「懐かしい」、「若いね」、「ファンだったんだよね」、「あーまた名前が出てこない」と結構話に花が咲き、コレクションと同じで数が多ければ価値がある、でした。
御部屋は、一番最後に増築された山亭の白山。 二人にはかなり広いです。
御部屋からの景色。 窓を開けると外気がすごく低いのがよくわかります。 眼前に雪山と庄川。 川の色が緑色なのが印象的でした。
お風呂は男女それぞれ3つあります。
男性用の大浴場、露天風呂(檜)、露天風呂(岩)のうち、一番のお気に入りは、露天風呂(岩)でした。 長靴はいて50段?ぐらいの階段を登ってゆきます。 勝手口には長靴が5足用意されていて、履き替えたスリッパの数で何人入浴中なのかわかります。
これいいですよね。 50段登ってあーいっぱい残念は避けられます。
上の写真が男性用露天風呂(岩)です。 眼前の雪山と打たせ湯の音、丁度良い広さなので、落ち着いて心行くまで浸れる露天風呂でした。 

大浴場と檜風呂は、湯舟毎に高温から低温になるように調整されていました。高温にいきなり入ると熱すぎですが、低温でよくあったまから高温に入ると実に快適で、もう低温はぬる過ぎて戻れなかったです。

女性用の露天風呂も家内曰く少し狭いけど2つあって特に奥の露天が良かったと言っていました。 

露天風呂は朝6時から夜の9時までです。 夜は熊やキツネ、狸などが出没するので危険だそうです。 そういえば、夜中にWiFiが使えるロビーにいたら、玄関の扉をカリカリひっかいてはドスンと音がしていました。姿は見えなかったので、熊ではなかったと思いますが、野生動物が出現するのは確かなようです。

大浴場の位置が問題でした。
大浴場だけ男性左で女性右で、他は逆で、男性露天風呂の前が女湯なので、男性は間違って女性大浴場にはいってしまいそうです。。。白状すると、おやじは間違えました。

大浴場に行こうと階段下ってゆくと、
あれ? 家内が階段を上がってくるではありませんか。

え! まさか、家内間違って男湯入った? 誰もいないので気付かなかった?
ボケた?
(なんと不遜な。家内を発見しても自分が間違っているとは露にも思いません。)
家内がきゃあ、私が間違ったの?と悲鳴を上げた時、

ずっと家内が男性風呂にはいっていたわけないし、
まさかもしかして、と上を見上げると、なんと赤い暖簾が!!
あっちゃー女湯だあ!! 

危ないところでした。
階段で家内に出会ってよかったです。
もし家内でなかったら、
もし脱衣場で、もしお風呂で、、、
下手したら出羽亀騒動?? 
冷や汗ものでした。



さて、夕食です。 他に天ぷらがありました。 正直な感想は、混ぜご飯美味しかった。地場の幸はやはり美味しい。エビ料理多すぎ、満腹。。。。

朝食です。他に笹カレイの一夜干し。 湯豆腐のお汁がとてもお気に入り。
旅館のお見送り。 左は女将さんで右は大女将かなぁ、、お世話になりました。
この旅館の従業員の皆さんは、さばさばした感じの物言いをする方がおおかったです。もしかすると方言なのかな。

大牧温泉はそのロケーション、往復の道中の船からの景色、温泉はもういう事なしです。
別世界にドップリ浸かった一泊でした。 新緑の頃に是非また来てみたいです。

北陸最古の粟津温泉 鎌倉時代創業の旅亭懐石 のとや

県民割小松割を使って、粟津温泉 旅亭懐石 のとや に一泊してきました。粟津温泉は北陸最古で奈良時代に開湯し1300年、のとやは鎌倉時代創業で702年なのだそうです。



館内の大浴場につづく「おんせん通り」 
この空間はなかなか趣があって良い雰囲気です。
また、館内の壁にはそこかしこに組子細工
細かな職人技の伝統美です。
近くでじっと見ていると惹き込まれてしまいます。。。

食事処は五箇山の合掌造りの古民家を移築したもの。見事な古民家の梁です。 
天井からつるされた沢山の行燈風の電灯。思わずウキウキしてしまう雰囲気の良い食事処でした。


料理 
お料理は、美味しかった!  美味しいお出汁を堪能しました。なかなかのもんです。
加賀野菜?の素材の良さもあるのでしょうね。 
この鯛スープ煮は、ホントに美味しかった。 ほんのりとセロリの香りがするおつゆでした。また頂きたいです。
写真の朴葉味噌は、薄味、そして、ほん少し甘さを感じる味噌でした。

利き酒セット 左奥の加賀の月がお気に入り。 とても透明感のあるお味ですっきりと飲みやすかったです。 純米吟醸の満月はノーベルナイトキャップに選ばれたそうですが、これがそうだったのかな?
いやはや、ここのお料理はなかなかのお味です。
温泉
大浴場、脱衣室はとても広いです。男湯と女湯の入れ替えはないようですが、それもそのはず男湯の露天風呂は街から丸見え。家内は女湯はとても良い!と言っておりました。
露天風呂 何度もこのお湯に浸かりました。 お湯の温度と外気の風あたりが丁度よい按配で実に気持ちよかったです。


残念なモニュメント
と、ここまでは日本風なのですが、館内やお風呂にあるモニュメントは、いまいちです。 
左にあるススキをさしてある置物は女性の下半身2体を上下にくっつけたもの
真ん中にいあるのも女性の下半身2体。 男湯の写真で奥のほうの壁に並んでいる7つの黒い物体も下半身のオンパレード。 お風呂のお湯が出ている突起は、女性の上半身。 せっかくの創業700年、組子細工、合掌造り、、日本の伝統美が、この銅像で昭和のB級旅館っぽい印象になってしまいます。なんだかもったいないです。 銅像も芸術品なのだとは思いますが、日本の伝統美を組み合わせるのは如何なものでしょう。

お部屋 露天風呂付客室 電話で予約の場合はお部屋を要確認
どうせなら、と露天風呂付客室を予約したのですが、チェックインすると標準客室へ通されました。あれ、違うよ、と客室係に伝えましたが、部屋がないなどと適当に言って、このままで押し通そうとする意図が見え見え。 仕方がないなぁと諦めようとしたのですが、やはり不満を持ちつつ過ごすのは嬉しくはないので、家内がフロントに行って交渉。 結局、露天風呂付客室へ。
ですが、薄暗く黴臭い部屋です。 ブラインド風の窓もきちんと閉まりません。
これはたまりません。 もとの部屋に戻せというわけにもいかず、夕食いただいたら帰ろうかな、と思ったのですが、、、、

パナソニック 除湿乾燥機が大活躍
夕食の間に、窓を全開にして、空調も最大風速、部屋にあったパナソニック除湿乾燥機も最大風量にしてフル回転。 夕食から戻るとお部屋にお布団が敷かれていましたが、空調機達は最大風速でフル回転していました。 結果。 黴臭さは一掃。 ぐっすりと寝られました。めでたしめでたし。
お部屋の露天風呂は源泉かけ流しで、熱かったです。 お水をしこたまいれてかき回してやっと入れました。 部屋にあった湯温度計は41度となっていましたが、45度ぐらいではないかな。

フジ医療器製マッサージ機はいいですね!
健康機器といえば、温泉の脱衣室にマッサージ機が2台置いてあり無料でした。フジ医療器は優れものですね。足ストレッチ機能、お尻をグニグニする機能や、脇腹を抑えて背筋をストレッチする機能もあり、気持ち良いことこの上なしです。夕食前風呂上り2回、夕食後1回、就寝前風呂上り2回、朝風呂上り1回、合計6回お世話になりました。 

朝食
普通の旅館の朝食なのですが、ご飯のうえのせていただくひじきやたらこ、シラスと、石川県産のこしひかりの味の組み合わせが絶妙で、ご飯がどんどん進んでしまい、おかわりをしてしまいました。本当はもう一杯いきたかったのですが、お腹がパンパン

ああ日本の美味しい朝食でした。 御馳走様。
左の下の写真は、おっしょべ広場。 おっしょべはお末がなまっておっしょべになったそうですが、奉公していたお末が宿屋の下男に恋をして、夜這いをかけようとして屋根から落ちて大騒ぎになって、結局下男と結ばれたという民話(→粟津温泉についてHP参照)だそうです。お箸の袋におっしょべぶしの歌詞が書いてありました。

総評
さてさて、仲居さんも気さくだし、宿泊客は地元の老婦人仲間が多く、皆さん柔らかく、そして楽しそうでした。 お食事、温泉も良く、地元に密着した温泉街のお宿という感じです。 施設が古いのは仕方ないとして、モニュメントが興ざめでしたが、それさえなければもっと高評価でした。

そうそう、お客さんが「コロナの(県民割の)おかげでこの旅館に泊まることができたわねぇ、。。」と。

総合評価 ☆☆☆★    3.5 お食事、温泉はGoodです。 
お食事    ☆☆☆☆    4.0 また食べたい。
温泉       ☆☆☆☆    4.0 また来たい。 泉質、露天風呂、マッサージ機 Good!
お部屋    ☆☆          2.0   このお部屋は勘弁です。
装飾       ☆          2.0 モニュメント残念。 日本風に統一してあったなら☆4つ。
  

片山津温泉 かのや光楽苑 からの 納涼花火祭り 白米うまい!

 お盆に片山津温泉で納涼花火祭りと灯篭流しのイベントが開催されます。県民割を利用すれば割安。また、家から近いので、仕事が終わってからの温泉でも十分余裕。 よっしゃと”かのや光楽苑”を予約。灯篭は先回片山津温泉にきたときに愛染寺に、おやじと家内の御先祖様供養と愛犬Q00Nの合計3つの灯篭をお納めしました。ところが日中の雨の影響で水かさが増して灯篭流しは延期となりました。残念!  でも花火祭りは行われました。

仕事を終え、温泉入って、旅館の食事と利酒セットを堪能し、夜空にあがる花火を鑑賞。
なんて贅沢

夏は10分だけですが毎晩納涼花火祭りをやっているのだそうです。

そうそう前回来た時に(→これ)、片山津温泉はさびれてるのかな?と書いたのですが、この日はどのホテルの駐車場も満車! 失礼をしました。 この日は大盛況でした。
宿泊したのは創業110年の かのや光楽苑 源泉かけ流しがご自慢。 ナトリウム分が多く塩辛い温泉で、飲泉も可能ですが、とてもしょっぱくてちょっと飲めません。でも湯の感じがやわらかくお気に入りです。
お部屋からの景色 右の噴水あたりから花火です。 湖上の御堂付近で船から灯篭流し。
お食事
これに釜めしがついていました。 お腹いっぱいです。 お味は、鮑がウルトラ柔らかく印象的。 また、鯛の兜煮のお味も印象的でした。 
夜の御堂 灯篭流し延期がとても残念。 滞在する目的は灯篭流しでした。。。。
朝食
ご飯と浅利の味噌汁がすっごく美味しかった。 今まで頂いた白米のなかでも一、二を争う美味しさ。 
浅利は貝殻を全部取ってありました。出汁がいいお味。

それにしても白米が美味しい。もう最高。 白米だけでも十分価値があります。
雨上がりの小松
早朝の白山連峰がおごそかでした。  おっとっと早く帰らないと会社が始まります。。。。