唯一例外の「そして父になる」から。 これは家内の購入本です。 赤ん坊取替え事件が題材。 他にも「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」を読みましたが、こちらのほうが重い本でした。 「そして、、」は、重い題材を、軽く表現している本です。 話の種にはよいかな。
「パラダイスロスト」 最後の謎解きをわくわくしながら読む本です。 題材がスパイなので、好き嫌いはあると思います。
「橘花抄」 葉室麟がやっと帰ってきました。 いまひとつの本が続いたので、もう終わってしまったのか、と心配したのですが、帰ってきましたねぇ、、 この本を読んでいたら、「香」に惹かれてしまい、我が家でも、伽羅、白檀、沈香、、香を聞くようになりました。 女性が主人公ですが、表紙は侍の姿、、、主人公から「見えた景色」ということなのでしょう。
浅田次郎「一刀斎夢録」。 新撰組 三番隊長 斎藤一の京都からのその後を描いた作品。 一刀斎、逆から読めば斎藤一、、 この本には引き込まれてしまいました。 剣術を突き抜けると鬼の世界へ、、、 浅田次郎が書くとどうして一文、一文が重厚になるのでしょう。 この本の真髄をきちんと映画化することができたなら、名作映画となるでしょうね。 できないと、ただのグロ映画?
北方謙三 「史記」 北方謙三の時代小説は、痛快なので大好きです。 特に騎馬隊の表現は、馬蹄の地鳴りが聞こえてきそうなほど。 北方作品「三国志」、「楊家将」、「血涙」、「破軍の星」、「武王の門」、「悪党の裔」、「波王の秋」、、等々読みましたが、「楊家将」が一番面白かったかな。 3回読んでしまいました。 史記は、北方謙三は、司馬遷原本のあの行間をよく埋めるなぁ、、、小説家はたいへん、想像力豊かでないと、と思いながら読んでいます。