鎌倉 海蔵寺 春夏秋冬で楽しむ花の寺

寿福寺、英勝寺を後にして向かったのは海蔵寺。 
参道や山門の雰囲気は、二階堂にある覚円寺に似ていますね。
鎌倉滅亡時に焼失だそうですが、室町時代に空外和尚を開山として再興。
さもありなん。 化粧坂の戦いで焼失しなのでしょうね。
山門の脇に「底脱の井」があります。 
解説によると、”武将の安達康盛の娘・千代能が、ここに水を汲みに来た時、水桶の底がすっぽり抜けたため、「千代能がいただく桶の底脱けて、水たまらねば月もやどらず」とうたったことから、この名がついたといわれています。”
”心の底”が抜けてわだかまりが解けた。 煩悩の世界からの解脱し悟りを開けたきっかけとなった井戸。 静かに清水をたたえていました。 
この日の海蔵寺の境内は、梅が見事。 右が本堂 左が薬師堂
薬師堂から山門、鐘楼を望む
苔の庭  海蔵寺の庭は手入れが行き届いていて、春夏秋冬で花を楽しめるお寺さんのようです。
十六ノ井の案内板です。  参拝料を納めていってみましょう。
薬師堂の横を進みます。
お寺の外に出て民家の横を抜けると、ありました。 
 
洞窟に4x4の丸い穴が掘られ、今でも水が湧き出ています。
水が汚れるので賽銭禁止との貼り紙。
窟の中央に石造の観音菩薩像をまつり、その下方に弘法大師像ですが、暗いのではっきりとは見えません。

解説によると、「その数十六とは、十六(金剛)菩薩(薩・王・愛・喜・寶・光・憧・笑・法・利・因・語・業・護・牙・拳の各菩薩)を表現しているもので、その菩薩に供え捧げる水が閼伽(あか)という功徳水である。」と書かれています。

が、いろいろ想像したり連想してしまいます。 パッと見て、お醤油工場、たこ焼き(大きすぎる!)、漬物、、、発想がどうも食い気で、煩悩の塊で申し訳ござらん。 
本堂の裏には庭園がありました。 これまた素晴らしい。 左に梅があるのですが枝ぶりが素敵です。 実物では梅の存在感が際立っていたのですが、写真では表現できていないのが残念です。 ライカでも無理か、、、、 是非拡大して見てください。
規模が大きいわけではないのですが、お寺一体がいくつもの小宇宙となっていて楽しめます。 特に庭は手入れが行き届いていて、お花のお寺のようです。 

是非、春夏秋冬に訪れてみましょう。


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