よしが浦温泉 ランプの宿 夜景編

さて、夜も更けてきました。
ランプの宿は、周囲には何もないので、海から見たら竜宮城でしょうね。
青く浮かび上がったプールに、ランプの灯りが映えていて幻想的であります。
遠くに見える灯りは、、、まさかロシア??
地平線の灯は、てっきりロシアの街の灯かと思いましたが、イカ釣り漁船の漁火だそうです。
今年の烏賊は豊漁だそうで、物凄い数の漁船が集まっています。
毎日あの数の漁船が烏賊を獲りまくったら、、、烏賊資源が減るのも無理はない?
貸切露天風呂の建物です。 
お風呂は檜風呂。
夜のお風呂は海が暗く、見えるのは近くの岩礁と、遠くの漁火だけです。
長湯というわけにはいきませんでした。
廊下の灯
部屋のテラスで見上げると満点の星空が広がっていました。
初挑戦の星空撮影ですが、まあまあってとこでしょうか。
題名「漁火と星空」
または「漁火に浮かぶ鳳凰雲」

今日は、晴天ということもあって、今日観てきた能登の風景は、どこもかしこも強烈な印象でした。 

高校の修学旅行で能登に来たのですが、あの時は、曇りか雨で、記憶に残っているのは、どんよりとした低い雲と静かな灰色の海、、正直、あまりいい印象ではなかったのですが、今回はえらい違いです。 

旅行で天候に恵まれると、記憶も恵まれるのですね。
孫に会う旅が恵まれて尚の事嬉しい。

さて、明日の天気予報は雨です。 朝日を拝めるでしょうか。。。


よしが浦温泉 ランプの宿 夕食編 お味、お皿、光と影

さて、楽しみな夕食です。
八寸 
巻鰤チーズ、もずく酢、とろろ芋、蟹胡瓜、湯葉と雲丹

もずくには蛸とハーブ 蟹にはキャビアが少し、とろろにはイクラと海苔、美味しいものが少しづつ、彩も添えていました。巻鰤チーズ(竹の中の右側)が特に強く印象に残りました。
お酒に揺らぐ光 by 家内



上の写真は、先付け 鱧の土佐酢ジュレ 透明な受け皿に水を浸して浮き球が2つ
涼しげなお皿からは、風鈴の音が聞こえてきそうです。
先付けの心太(ところてん) 梅ぶどう 心太は自分で押しだします。

夕方6時 岩礁が夕陽に染まっています。
窓側のテーブルに海に向かって席が用意してありました。
夕焼け、夕闇へと変わってゆく海を眺めながらの夕食です。
光と影が織りなす美しさに心が和らいでゆきます。
これはなかなか味わえない景色です。
お酒のおつまみに、追加した五種盛り ハタハタやいわし、ホタルイカの干物やアワビ
アワビ、カラスミやカレイの卵
鬼灯(ほおずき) 食べられるほおずきだそうです。 程よく甘く、そして酸味も少しあり、新感覚の味でした。 干物によく合う!
お造り 太刀魚、ノドグロ、アジたたき、アワビ、カンパチ、カツオ、マグロ、甘みが印象的なお造りでした。
日本酒の飲み比べセット

碗物 冬瓜みぞれ仕立て 鮑、栄螺、海老、かすみ梅雨に彩りを添えて、とありました。
ほんのり素材の甘みを感じるお汁でした。
お皿も楽しみの一つ。
上の写真は、家内絶賛のお皿。 欲しい! だそうです。
九谷焼の箸置き
ズワイ蟹 そういえば蟹一匹プランでした。 
焼き物 丸茄子の味噌グラタン 伏見唐辛子 能登牡蠣のフライ これ美味しいです。
牡蠣も肉厚でまろやか
夜7時を回ろうとしています。 日の入りはとっくに過ぎたと思いますが、
遮る物がない洋上の雲の上が茜色に染まっています。
中皿 能登牛ローストビーフ 玉ねぎソース 低温で5時間じっくり
お味もよかったのですが、お皿も素敵でした。 
丸い模様が光の加減で金色に輝いたり、銀色に輝いたりします。 
白熱灯の光が当たると金色になり、蛍光灯だと銀 面白いお皿です。
夜7時半 
海は暗闇に包まれようとしています。次第に部屋の白熱灯の光が部屋を演出し始めました。



そして、能登地鶏ご飯
美味しかった。家内は満腹で今は食べられないが、どうしても食べて見たい、とおにぎりにしてもらい、夜食でいただいて美味しかったと感動していました。 

おやじは満腹の上に酔っ払いで、味がもうわからなく(覚えていない?)なっており、あとで美味しかったと聞いて、なんだかすごく損した気分に包まれ、、ですが、家内の満足が一番であります。
デザートはチーズタルトにフルーツ
お皿の上の黄色いアクセントはマンゴーソース

食事処はこんな感じで、ソーシャルディスタンスが保たれていました。
窓際の席だったのは幸運でした。

能登の食材は太く力強いお味がするのですが、繊細なソースや味付けで料理全体を調和させた美味しい料理でした。 お味だけでなく、お皿の演出も素晴らしく、日本海の光と影の演出もあり、テーブルの空間が彩で包まれた小宇宙! 素晴らしいお食事であったと思います。