「映画 永遠のゼロ」

長男坊からのメール 「映画 永遠のゼロ、絶対観たほうがいい!」。   てなことで映画館へ。

日本の戦争映画は、しらけてしまうことが多いのですが、この永遠のゼロは、秀逸な映画だと思います。 また、映像によるイマジネーションは、文字からのとは違う感情を呼び起こすようです。 

特に、特攻のシーン、次々と叩き落されてゆく零戦とパイロットの映像は、実に切なく悲しいもので、涙を抑えることはできませんでした。 

ですが、興ざめした部分も。  特に前半。  最初の方では、赤城のCGで白い作業員の動きがおかしい。(あーもっちょと気を使ってほしかったなぁ、、)  

中ほどで、宮部隊が敵前離脱しているけれど、原作の表現とは違うし、部下に対する言動もイマイチで、宮部像が少し薄っぺらい。 これじゃぁ、ただの自己中。 責任感が強く、家族、部下、国家への相反する責任に苦悩しながらも毅然と行動していたのが宮部だと思うのですが、、

がっ! 中盤以降からは、ぐんぐんと映像に引き込まれてゆきます、、、最後の微笑(?)は、どう解釈すればよいかっ、、、、いい映画でした。

おっかあは、、松乃、貧困にあえいでいるのに、手が赤切れしていない! ほほがふっくら。 髪の毛がきれいに結ってある。 ありえなーい!  そうですねえ、女性もたくさん見に来ていました。 女性の視点も気を使ったほうがいいですね。 ですが、おっかあも、いい映画だったとのこと。 

あっという間の2時間。 

雄大な大空の映像が、切なく悲しい物語に、清涼感を与えていました。 映画ならではです。


ブログランキング・にほんブログ村へ