奥能登絶景街道 最先端の珠洲岬「よしが浦温泉 ランプの宿」へ

さて、白米千枚田から能登半島 最先端の珠洲(すず)岬にある今日のお宿「よしが浦温泉 ランプの宿」に向かいます。
延々と奥能登絶景街道を進むのですが、、、
岬あり
浦あり
島あり
このような景色が交互にいけどもいけども現れてきます。
海岸のすぐ側まで田んぼがあり、これは能登ならではかな。
いったいいくつの浦を通ったのでしょう。
ですが、まだまだ
まだです
そろそろか?
いえいえまだまだ
奥能登絶景街道はその名の通りの絶景の連続でした。

海が見えない道路に入り、さらに森の中を進み、
やっと辿り着きました。 聖域の岬自然環境保護センター 
ここは、聖域の岬、珠洲(すず)岬、金剛岬、、といろんな名で呼ばれています。
聖域の岬は、なんだかこそばゆい。。。
自然環境保護センターの駐車場に車を止めて、宿の送迎バスで宿に向かいます。
宿はセンターの断崖絶壁の真下。 日本海を独り占めさせてあげましょう、ですね。
宿の送迎バスは、スイッチバックしながらこの崖を降りてゆきます。 
運転手さん、無理やり作った道路なんですよね、と笑いながらスイッチバック。
泊まったのは右から3番目の棟
ここの発祥は、江戸時代の廻船問屋刀禰屋だそうで、当時の出入りはもっぱら海からだったそうです。現在の宿は何年もかけて少しづつ改装して宿にしたそうな。

さーて、楽しみにしていたランプの宿です、、、、、、

奥能登 白米千枚田


白米千枚田に到着。  写真で見ていたので、実際に訪れると「ここかあ」、という感じ
斜面にわずかな段々にも田を作り、虎の縞模様のような棚田です。
何しろ畦と田の幅が変わらないほど細い田んぼですが、田んぼというより畑の印象。
平地が少ないここら辺りでは、少しでも平らなところは田んぼにした?
青い空、青田、青い海 全てが穏やかな青は、能登ならではですね、、、
遠くに島が見えました。
 白米千枚田は、世界農業遺産に認定され、今では景観を残す目的で運営され、小泉純一郎、進次郎や漫画家のみなさんの田んぼもあるようです。

イルミネーションも有名なのですが、、、先に訪れた神子原の棚田には”生命”を感じたのですが、白米千枚田には何かが欠けている感じを拭えませんでした。 

白米千枚田を取り巻く周囲の大自然が偉大すぎるのかもしれません。




中能登 蕎麦処くき 記憶に残る麦とろ飯

 
七尾まで山と青田が広がっています。 しかし、なんという天気の良い日なのでしょう。明日は雨の天気予報。能登で有名な白米千枚田は明日訪れる予定でしたが、七尾を直前にして、急遽本日に変更し、予定の七尾の一本杉通りは明日へ。

笠志保駅 愛称は、「恋火駅(こいびえき)」。7月下旬に開催される能登キリコ祭りの「塩津かがり火恋祭り」が由来だそうです。 時間があれば寄ってみたかったのですが、白米千枚田は遠いので、ひたすら車を走らせます。

だんだんお腹が空いてきました。 おやじは11:30腹なのです、、、 七尾湾は牡蠣の養殖で有名です。 岩牡蠣の看板があちこちにあります。 

うーん、今晩の夕食もあるし、軽めのお昼がいいと、家内がネットでお蕎麦屋を探し、見つけました「蕎麦処くき」。
道路脇のかなり細い道の先にあったので、ドキドキものでした。車が沢山入っており、有名店のようです。 丁度第一陣が帰る頃なので待たずに入店。
天井の高い古民家のお蕎麦屋さんです。
三密を避けるために、席と席の間はかなり離れています。
こんな大きい部屋のテーブルを二人で占領です。。。
きっと冬は暖かいのだろうな、と思わせるロビー
おやじは十割そば 大盛り 
お蕎麦は太めで、歯応えがある田舎蕎麦風。これが「もっちりとした」食感なのか、と実感できるお蕎麦です。 慣れると癖になりそうなお蕎麦です。
このお蕎麦も昨日のお寿司もそうなのですが、能登の料理は野太い味がします。 
関東や信州のお蕎麦屋や江戸前のお寿司は繊細な味の追求なんだな、とはっきりわかる野太さがあります。 こういう料理を食べている方達はきっと懐が深いのでしょうね。
家内はエビ天おろし二八蕎麦のミニ麦とろ飯セット  
二八蕎麦も初めての食感でした。 ツルッとした食感なのですが、へぎ蕎麦を連想させます。 これは、”こだわり”のお蕎麦屋さんのようです。 いいお蕎麦屋さんに巡り会えました。
大感動の麦とろ飯。 美味しい! 本当に美味しい。 また来て食べたい。
とろろはすりおろし方が絶妙なのか丁度良い粒々感があり、味付けの蕎麦つゆが絡まり、なんとも言えない食感とお味です。 何杯でも食べられそう。 記憶に残る麦とろ飯でした。


とても気に入りました。 
家内は、山菜天ぷら蕎麦が食べたかったようですが、シーズン終了なのを残念がっていました。 冬の牡蠣蕎麦は本場だけに美味しそうです。 ぜひ、冬も来てみたいです。
暖簾の文字は、俳優仲代達矢の書!  よく来られるそうです。 
おやじは仲代達矢のファンなのであります。 空港で遠くから野太い声が響き渡っていて、一体誰かと思ったら仲代達也さんでした。普通に話しているようなのですが、声が朗々と響き渡っていました。それ以来ファンなのであります。 仲代達矢さんは、なんと言ってお蕎麦をいただいているのでしょうね? お蕎麦を食べながら、仲代達矢のお声を聞いてみたいものです。
さて、蕎麦処くきを後にして、七尾湾沿いに北上
穏やかな七尾湾 ここも蒼天!
七尾湾沿いのお家
絵が書いてある電車とすれ違いました。 花嫁のれん列車でもなく、のと里山列車でもなく、「花咲くいろは HOME SWEET HOME」ラッピング列車だったらしいです。 

七尾線の電車の旅も良さそうです。孫と電車と牡蠣三昧にも一度来てみたいですね。
七尾湾を離れ、ひたすら奥能登白米千枚田を目指して山の中を疾走

レンタカーはToyota Vitzでしたが、90km以下ならよく走ります。
安全装置満載のレンタカーで、車線をはみ出すとピーピー鳴ります。
随分と車線をはみ出して運転しているなとよ〜くわかりました。


口能登 神子原(みこはら)の棚田 ローマ法王に献上された神子原米

「ローマ法王に米を食わせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員」 で有名な神子原の棚田。
神の子、すなわちキリストの子の米ですとバチカンに売り込み、バチカンも「人口800人の小さな国から500人の小さな村への架け橋を喜んでしましょう。」と応えたそうな・・
という経緯は一切知らずに訪ねた神子原の棚田。 
質実剛健な雰囲気が漂っている棚田です。 
この美しい風景をいつまでも眺めていたいと思うのは、
ここで農業を営む皆様の汗の結晶と大自然が織りなす神々しい景色だからでしょう。
神子原という地名は、なるほどと思わずにはいられません。


気多大社に行こうとしていたのですが、天気が良いので急遽神子原の棚田に変更したのですが、来てよかった。 

観光客は我々だけでした。 神々しい景色を独り占めした贅沢なひと時でありました。
神様がくださったご褒美と思いたい。。。