先日は家内の誕生日でしたので、元町 石川町駅からほど近いところにある フレンチ レストラン EISUKE でディナーを楽しんできました。 お店の名前は、オーナーシェフのお名前だそうです。
久しぶりの元町です。綺麗に整備されていました。 うーん、、おやじが高校生の頃は、なんとなく不良っぽくて怪しげな異国情緒に溢れ、お金のない高校生でも雰囲気を楽しめた元町だったのですが、、、こざっぱりと綺麗になってしまい、なんだか寂しい。これだだと三島由紀夫の「午後の曳航」の舞台が想像できない、、、
路地のお花 これは女性向け。。。 そう! 昔も女性用の衣服や装飾品を売っていましたが、船員さんの故国の妻や恋人へのおみやげ用との雰囲気がムンムンしていましたが、今は明らかに女性客がターゲット。 そう言えば、以前は輸入雑貨店がもっと多かったと思うのですが、随分少なくなりました。
おいおいついに老人の「昔は良かった」が始まったのかな? と自問自答しながら元町で時間をつぶしてEISUKEへ。 EISUKEは、ビルの2階にあり、外からはお店の雰囲気はよくわかりません。 ビルはうらぶれています。 また、入り口のレトロな青の木製の扉もなんだか怪しげで、、、これですこれこれ!
そして、扉を開けると、木製(コルクかな?)の階段が別世界へいざなっています。 やっぱり! 計算されたギャップの演出。 いやあこれは期待が持てそうです。
お店はこんな雰囲気。
港町を連想させる落ち着いた店内です。 光の演出が巧み。
さて、料理はコース料理を注文。
上の写真は、おやじのギネスビールにアミューズ 中央写真は、桜のジュレ、小エビ、新玉ねぎのムース、右は、フランスパンの上にほろほろ鳥にバスク地方のとうがらしまぶしたもの。 まさしく、アミューズ「ひと口のお楽しみ」でした。 もう一口食べたい。
オードブル お肉のテリーヌ いいお味です。
オードブル 帆立と浅利の軽い煮込み 丸いのは魚肉か卵白をソーセージみたいなに仕立てにしたものだと思います。なんでしょうね? 出汁が帆立、浅利のうまみが凝縮されていてGood!
オマールえびのグリル ソースが良いお味です。
おやじのお気に入りの魚料理。 タイのグリエ 鯛をグリルすると、こんなに香ばしくなるのですね。 カニ泡みたいなのはホワイトクリーム系のソース。 これぞフレンチ
そうそう、このパンは美味しい。 ソースに絡めると、ソースの味を引き立てます。 塩気がやや強め。 このパンだけでも沢山食べられそうです。
牛ヒレ肉のポワレ 新玉葱のコンディモン(薬味)
蝦夷鹿肉のスティックアッシェ 赤ワインソース これスティックアッシェというからにはハンバーグみたいなものだと思いますが、見た目はヒレ肉だし、繊維もあってハンバーグだとは信じられません。 なんだかどこかで食べた事がある食感で、そういえば人造ステーキみたい(失礼ご容赦)と思ったので、やはりスティックアッシュ? 蝦夷鹿一頭買いしているのだそうで、もしかするとシェフの渾身の料理なのかもしれません。
デザート 焼き立てフォンダンショコラ (奥、手前はアイスクリーム) 極薄皮の春巻きに具がカスタードクリーム てなとこで、楽しい食感のデザートです。
家内のイチゴのデザート。 誕生日仕様にしていただきました。
小菓子 メレンゲ、柑橘のジュレを固めたもの、ピールのチョコかけ。 家内がかんきつのジュレを甘くない! 酸味が濃厚と大絶賛していました。 おやじ、、あっという間に口の中に放り込んで、味を覚えておらず、、、反省貧乏性
ここは、創作フランス料理なのかな? いろいろ工夫しているみたいです。
帰りにシェフが出てきて、お味はどうでしたか?、お店の外まで見送りに来てくれて、お若く真面目そうなオーナーシェフという印象。 家内もすっかり気に入ったようです。 シェフが出てくるとは思っていなかったので、お料理で聞きたい事が沢山あったのですが、美味しいワインもあって全部すっ飛んでいました。 今思えば、スティックアッシュの事を聞き逃したのが残念。 次回はシェフへの質問リストを作ろう!
久しぶりの元町、そしてフレンチでした。 EISUKEは気さくに行けそうなフレンチレストランです。 季節ごとにメニューが変わると思いますので、今度はおやじの誕生日にまた来ましょう。