白山鶴来 草庵 神の鴨せいろ、出色の蕎麦湯

 家から車で30分のところに、食べログ2022日本の蕎麦名店100に選出されている”草庵”があります。 祝日はたいへん混むとのことなので、平日の昼休みに行ってきました。

古民家、それとも 古民家風 なのかな? 森の中に佇む感じのお蕎麦屋さんです。 
とても天井が高く、お蕎麦に否が応でも期待してしまう店内です。
蔵なのかな? なんだかとても素敵な奥の席は予約用みたい。
平日の11:55着でしたが10分ぐらいで席に案内されました。空いていてラッキー。
これが家内オーダーの鴨せいろ
家内は薄味が好きで塩辛いのは嫌いなので、お蕎麦もそば汁をあまりつけず、蕎麦湯にそばつゆも注がないので、いつもそばつゆがほとんど残る筋金入りの薄味党です。

ところがっ!! この鴨せいろは神せいろ。な、なぁんと!! 家内にそば汁を飲み切らせました。 驚きました。 この鴨せいろのそば汁は、とても香ばしく、鴨を蕎麦汁につけて炭であぶったのかな? お汁に吸いこまれるような香ばしさ。これで筋金入りの薄味党の家内もそばつゆを飲み切らずにはいられなかったそうな。  
おやじは、せいろと十割そばをオーダー。 お蕎麦は細いお蕎麦です。

おやじは、すぐにつるっとお蕎麦を喉に通してしまうのですが、このお蕎麦は、自然とよく噛みたくなってしまうお蕎麦でした。 二八と十割では十割のほうがより噛みたくなりました。 お蕎麦は瑞々しくて、細く、のど越しがよく、そばつゆの香りも良いお蕎麦です。

それにしても、よく噛みたくなった蕎麦は、はじめてです。
そして、出色の蕎麦湯! 蕎麦湯自体はドロドロのとっても濃い蕎麦湯です。蕎麦猪口で蕎麦湯をいただくのが普通だと思うのですが、ここでは、木の器の蕎麦湯とぐい飲みが出されました。

ぐい飲みは、蕎麦湯だけで飲みなされということだと思います。そばつゆと混ぜて飲んでみて納得。蕎麦湯だけで飲む方がそばつゆを混ぜるよりよほど美味しいのです。味の濃い蕎麦湯でそばつゆも寄せ付けない濃さ、ということですね。 驚きました。

流石名店100に選出されるだけの蕎麦屋さん。 こんな近くにあるなんて嬉しいです。

今日も空が高い、、、、、お! まずい! 午後の仕事スタートに遅刻してしまう!