欧米会社とチームを組んだ仕事のTeam Buildingで、米ファシリテーターがこれ読むといいよ、と薦めてくれた本。
ビジネスで成功するリーダは、Emotional Intellignece EQ (感性の知性)が高い。 リーダを目指す人は、EQを磨きなさいという本です。
簡単に中身を紹介すると、
EQには5つの要素があり、ビジネスで成功する人は、それぞれの要素を高次元で持っている。
Self-Awareness: 自身を客観的に把握でき、自身が周囲に与える影響も認識できる。 この要素の高い人材は、困難な仕事を必ずやり遂げる。 この人材を発掘するのは難しい。 己の限度を知り、安受けしない、意見を求めると鋭い意見を持っている、自分の失敗についてあっけらかんと話せる人がそうである。 Self-Regulation: 一時的な感情に支配されずにいられる能力。 Motivation 自分自身や周りの人々の期待を上回る結果を出すことに喜びを感じる。 Empathy: 周囲の人の感情を考慮して行動できる。 Social Skill: 自分に協力してくれる人たちのネットワークを築く能力がある。
リーダーシップのスタイルは6つに分類でき、よく言う言葉で判別できる。
高圧的: 「言ったでしょう! 言ったとおりにやれ!」とよく言う人。 短期的な立直しには成果を出すが、長期的にはチームにマイナス。 威厳的: 「俺について来い!」「やるぞっ!」 変革、まとまりのないチームに必要なリーダ。 提携的: 「皆さんどうぞ」 ストレス下におかれているチームに必要なリーダ 民主的: 「皆さんどう思いますか?」 優秀なメンバーのチームに必要なリーダ 調教的: 「俺がやったとおりにやれ!」 意欲の高いチームで短期に成果を出すのに必要なリーダ、長期的にはマイナス コーチ的: 「やってごらん」 長期的に能力改善が必要なチームのリーダ。
成果をあげるリーダは、威厳的がベースで、状況によって6つのスタイルを的確に使い分けることができる。
要は、真のリーダは、己を知り、己がどうメンバーに影響を与えるかを知り、目的に向かってチームメンバーの意欲と能力を最大限に引き出すことができるEQの高い人である。 と書いてある本です。
本を読んだ当時は、日本人は、総じて高いEQを持っている! とこっそり誇ったものですが、最近の日本は、EQが信じられないほどに下がってきているように思います。
なにしろ、混んでいる電車で奥につめないし、スマホしているし、リュックを背にしているし、どうしてしまったんだ日本人! EQ低い! 自分さえよければそれでいい自己中だらけだ! と腹立てつつも、感情をコントロールするおやじでありました・・・・単純に注意できなかっただけっじゃないの?と家内、、、いえいえ、EQが高いからじゃぁ! と、今朝の電車で腹立てながらもじっと我慢し、この本を思い出したおやじでありました。
そうそう、このファシリテータは、チームの成長についての本も紹介してくれました。 次回にでも紹介しましょう。