ツアー二日目のお昼。 最後に訪れたのは、京都の奥山、花背(はなせ)の里にある「摘草料理」で有名な料理旅館。もとは大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)の宿坊であったお宿で、凛とした数寄屋造りが美しい。1日わずか4組のみをもてなすお宿、、とは来るまで知りませんでした。 とても由緒のある料亭旅館で、美味しんぼはもちろんのこと、司馬遼太郎の本にも登場するそうです。 現在の当主は四代目
下の写真は最初に出された料理です。 これであっという間に美山荘の虜になりました。大きく羽ばたいたような朴葉味噌に銀杏。銀杏はよく食べますが、この銀杏のお味は初めてでした。この料理だけでなく、初めての食感、初めてのお味に次々と出会うお料理でした。
お茶は、あけび茶。 とってもまろやかなお茶です。 初めての舌触りのお茶でした。
八寸 山鳥茸かつぎ地卵味噌漬け 丹波小豆かるかん 川海老 粉もちこんにゃく 菊芋猪強いベーコン 黒川茸 鮎一夜干し どれもこれも手の込んだお料理で、どれもどこかにはじめての食感やお味が隠れていました。
秋おこわ
大黒しめじ むかご 百合根 くるみ 実山椒 椎茸 味の懐が深い。。
土瓶蒸し 出汁は雉! はじめは柚子なしでいただき、次は柚子を絞っていただきます。 これも懐の深いお味でした。
焼き物 子持ち鮎 杉板焼き
杉の香りが沁みた鮎 香りでも楽しめたお料理でした。
炊合 海老芋 地舞茸 なめ茸 大根あさつき 下の写真は陳皮粉山椒
さーてご飯は
松茸ご飯 京北町の松茸だそうです。 もちろん美味しかった。
水物 代白柿 柿葉アイス この柿は美味しかった。 完熟なのでむよむよしていて、皮もいただけました。
菓子 焼板もち これも美味しかった。。。。。
ほんとに初めての食感、初めてのお味に次々と出会うお料理でした。 料理の工芸品という表現がぴったり。
そうそう女将さん! 鶴田真由に雰囲気が似た方で、口を開けば柔らかく澄ん声がお部屋いっぱいに広がり、山奥で仙女さんにお会いしたような気分。