松本 民藝のお宿 すぎもと 3)日本酒・蕎麦・酒肴料理好きにはたまらん

 さて、夕食です。 夕食は道路向かいの「泉雲閣」でいただきますが、道路を渡らなくても地下通路があります。 粋な演出
 階段を登って到着。
館主厳選!信州山ごはん&山の酒9点セツト付きプラン をチョイスしたせいか、個室に通されました。
こちらがお食事処。 料理がアップグレード版なので個室となったのかな? こっちのほうが好みだなぁ。。
 館主厳選!の 山の酒9点セツト です。(福源の生原酒 飲んだ後の写真です。) 

オーディオにあれだけこだわる館主の厳選ですので期待大!  ちなみに館主は蕎麦打ちもします。館主のお蕎麦も先着10名でいただけ、もちろん注文! 
9種類のお酒を利き酒みたいに楽しむことできます。 お酒好きにはたまらない企画!
どれもこれも美味しいお酒でした。

好みは、No,1 福源の生原酒、No,2 大雪渓 純米吟醸かな。 実は、家内の分も飲んだので、合計18杯!! 最後のほうは酔っぱらってしまい、利き酒の結果はあてにならんかも。
そしてお料理。 信州を演出した粋な盛り付けの前菜 (筍の若竹煮、うるい蕨の煮物、鴨肉と自家製味噌、ミニ大根とつぶ味噌、こごみ、青柳炊き、ウドのきんぴら)
ゴマ豆腐、ヨモギ麩とウドの白みそ仕立て☆ (これ絶品)、生シラスとあさつきのぬた、空豆の炭火焼
 信州サーモンの握り寿司 ワサビ葉のおひたし ☆
 信州名物馬刺し レンゲの上、青唐辛子味噌
 裏側の薬味はこんなに種類があります。 カップの中 刻みわさび、行者ニンニク、たで、生姜、ネギ  薬味を馬刺しでくるんで、青唐辛子味噌か醤油でいただきます。
コク深いお味になります。 月並みですがすんごく美味しい。
揚げ物☆☆ 腰油、タラの芽、フキノトウ、付け合わせは鯵の南蛮漬け
牛すね肉の大和煮 ☆
鉄板焼き ☆ 牛肉、行者ニンニク、新玉ねぎ
蛤のお吸い物 ☆☆
館主の手打ち 十割蕎麦
館主蕎麦打ちは 独学だそうですが、きりっとしたお蕎麦で、かなりの腕前。 
薬味は、お塩は箸先につけると甘味が出る、韓国産唐辛子はお蕎麦にふりかけ、辛み大根とネギはつけ汁に入れる、この蕎麦はワサビは合わないので出しませんと説明を受けました。ワサビなしは珍しいです。



この頃には、18杯も日本酒飲んだので、酔っぱらっています。 お味をはっきりと覚えていないのです、、ただ、お蕎麦自体と蕎麦湯は◎だ、と語ったのははっきり覚えています。 ☆☆ (我が家のお蕎麦の☆は、かなりハードルが高いのです。)
筍ごはん。☆☆☆ お蕎麦頼んだので🍙にして、お部屋に持ってきてもらいました。
この🍙美味しかった。 はっきり覚えています。



そしてこれが朝食。 
 信州サーモン☆

 湯豆腐☆

棒葉味噌 これがウマい!☆☆☆ ご飯何杯でも食べられます。



ここの料理は、信州の素材を活かした酒肴料理なのだそうです。

こうやって料理を振り返ってみると、信州の素材の引き立て役はほとんどが味噌。
逆の言い方をすると、味噌をいろんな素材で楽しんだ、かな。

それにしても一品一品がとても印象に残る料理で、豊かな味と時間を堪能することができました。 

この旅館は、お食事、温泉、部屋、ロビー、それぞれ落ち着いた大人の趣向が凝らしてあります。 落ち着いた時間を過ごせました。 見過ごした箇所がそこかしこにあり、あの音色ももう一度聴いてみたい。 ぜひもう一度、別の部屋を予約して訪れてみたいと思います。


PS 中居さんに、この日の宿泊客は日本人ばかりでしたが、最近は海外のお客さんが多いのではないですか? と聞いたら、何故かカナダとオランダの方が多いとのことでした。なぜでしょうね。
 

松本 民藝のお宿 すぎもと 2)温泉好きにはたまらん

さて、ジャスを聴いて心身を落ち着いてきたところで、温泉です。 すぎもとには、3つの温泉があります。 日本書紀に記載のある「束間の湯」がここの源泉だとか。 まずは、貸切露天寝湯「さざれ湯」 道路向かいにあるお風呂です
寝湯というだけあって寝転がって浸かる露天風呂です。
 ややぬるめのお湯で、到着直後にはぴったりです。 弱アルカリ性なので、ぬるぬる感は少なく、やさしい感じの泉質です。 
 続いて、回廊を通って大浴場へ。

ここの売りは、青石を敷き詰めた露天風呂と
木曽の五木を使用した内湯だそうです。 
内湯、洗い場は3人入浴するといっぱいかな。
 そしてこれが貸切檜風呂。 家内は檜風呂が大好きで、あれ、いないな、と思ったら檜風呂に入っていました。 このお風呂が一番良かったと言っておりました。 
おやじは、中庭のリラックスチェアでうつらうつらしており檜風呂に入っておらず、、、

お風呂が3カ所もあり、また、湯音も高くなく、弱アルカリ性ということから、ゆっくりと温泉に浸ることができます。 あっという間に時間が経ち、夕食の時間となりました。

松本 民藝のお宿 すぎもと 1)オーディオ・カメラ好きにはたまらない

美ヶ原高原から、うねうねと山道を下り、麓にある美ヶ原温泉 民藝のお宿 すぎもとへ。

途中ナビがとても通れなさそうな山道を示すので、ナビ不信に陥ってしまいました。 偶然バイク運搬トラックに追いついたときにはほっとしました。 あとは、ナビが何言おうがずっとバイク運搬車の後をくっついてゆきます。 くっつきすぎて先を譲られないように、距離をおきながら、、30分も走ったでしょうか、やっとのことで麓へたどり着きました。 

が、市街地、温泉地廻りも道が狭く、宿の前に着いても着いたとは気づきませんでした。
民藝のお宿 すぎもとは、昭和8年に建てられたそうです。 リノベーションしたとは思いますが、昭和クラシックリゾートの旅館。 館内はいたるところが絵になり、静かにジャズボーカルが流れています。 
 ロビー。 兜は、外国人受けか、それとも5月の節句を意識したのでしょうか。 たぶん後者ではないかと思います。

"七福の庭” 現代風枯山水の中庭。 岩が七個ありましたが、七福神に似てるといえば似ているのかな?  この奥に風呂があります。 
 風呂上りに、庭を眺めながらリラックスチェアで寛げます。
ロビーに隣接している「館主の部屋」と名付けられた談話室。
松本民芸家具とシャンデリアが目を惹き、芳醇な女性のジャズボーカルが耳に心地よく沁み込んできます。

程よい硬さのアンティークソファーに腰をおろして、ボーカルに耳を傾けると
目の前には、高級オーディオのマッキントシュのアンプそして真空管アンプ!が並んでいます。

音色は、まるでそこに女性が立っているように聞こえます。 実に立体感のあるサウンドで魅了されました。 


スピーカーは、JBL Model 4331と、トローンボーンのような白いスピーカーが置いてありましたが、音色は後者のもので、B&W Emphasis Speakerだそうです。 

しかし、見るからにマニアックで高級オーディオが並んでいます。いったいいくらなんでしょう。  




お客はおやじぐらいの年代が多かったのですが、この立体感のあるサウンドは人気で、椅子の取り合いになるほど。 いや-、本当に良い音色。いつまでも聞いていたい。 

いろんな小物もあちらこちらに、、、
2階の廊下です。
お部屋は桂の間 板の間のお部屋で、奥に囲炉裏があります。
囲炉裏の間にもオーディオが。  囲炉裏はデコレーションみたいですが、冬には使うのかな?

部屋にでっかいスピーカーが置いてあるのですから、防音もしっかりしています。

ちなみにスピーカーは、Acoustic STUDIO MONITOR 3312、アンプは、Yamaha A250業務用 パワーアンプ。 音色は、B&W Emphasis Speakerを聞いてしまったあとでは、物足りなく感じてしまい、聞き込むというよりバックグラウンドミュージック用として音楽を流しました。 

は、真空管アンプを楽しむ白樺という部屋があり、その部屋を予約したかったのですが、タッチの差で予約されてしまいました。 ぐやじー、もしかすると館主の間で椅子を取り合ったあのおやじかなぁ。。   
すぎもとは、オーディオ好き、カメラ好きにはたまらんでしょうね。 しかし、オーディアは、館主の趣味なのだとは思いますが、実にマニアックで、とことん突き詰めている感じです。


蓼科 白樺湖畔 テディベア美術館〜美ヶ原高原美術館

 さて、絶景の宿 ドレミファン!を後にし、今日は、ビーナスラインをひとっ走りして松本に向かいます。 
まずは白樺湖のテディベア美術館へ。 女性に人気のテディベア。 手足が動く熊の縫いぐるみをテディベアと定義されているとのことです。 知らんかった。。。。
 テディベア美術館の入り口です。もう熊だらけ。 1月から12月までの熊が置いてあり、自分の誕生日月の熊を抱っこして記念写真。
 熊、熊、熊、、、どこもかしこも熊! イギリス(ベアたちの旅立ち)だそうです。
 熊の結婚式。 ロイヤル結婚式。
 蓼科のベア
 女王陛下の熊
 平和会議の熊。 議長は日本の熊
 アンデルセンの熊
 アルプスの熊
 スペインの熊
 フィンランドの熊
 エジプトの熊
 ケニアの熊
 サウジアラビアの熊  というか、アラビアンナイトの熊かな。
 中国の熊。 パンダもいます。
 アメリカの熊
 珍しいテディベアも置いてありました。 テディベアの着ぐるみもあり、家内も早速テディベアに成り切ってご機嫌。

館内にはテディベアのオンパレードなのですが、いろんなところに隠れているテディベアを見つけるクイズがあったり、従業員の皆さまも笑顔、笑顔でお客様を盛り上げていて、応援したくなるような美術館でした。
お隣の藤城清治 影絵美術館も見学して白樺湖に3時間近く滞在。
そろそろ白樺湖畔を出発。  ビーナスラインから白樺湖を望む。
ビーナスラインをひた走り、美ヶ原高原の美術館を目指します。 ツーリングのバイクが沢山でした。
霧ヶ峰高原ドライブイン 霧の駅で、昼食にまたも蕎麦。(思いのほか美味しかったです。)
さらに三峰大展望台を抜けて
やっと辿り着きました美ヶ原高原美術館。 
なんでしょね この彫刻。 オウム貝?
力強い!
いいですね。
このスカート 風向きを示すのだそうです。
愛のモニュメント うきうき感を表現?
そうなんだよな、足に虫が付くと非常に気持ち悪い。
うーん 面白い。
 前足なんでないのかな?
ドン・キホーテかな?
ビーナスの城 城の中には、ビーナス像が飾られていました。

ここで事件。 Nikon D4SにCarl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZF.2 で写真を撮っていましたが、レンズとマウントが接触不良が発生し、Ai-S機能が使えなくなってしまいました。 ひえー高いのに、、、、そろそろいろんな機材もガタが来たのでしょうか。 お互い年だねえ、と機材に話しかけながら凹んでいると、今度は家内とはぐれ、探していたら、疲れがどっとでて、、お互い様なのですが、、はは、年ですね。

ここは半日以上かけてじっくり鑑賞するところですね。 松本の宿に向かう時間もあり、駆け足で回ってしまいました。 少々疲れも出てきたので、早く温泉に浸かりたい! と松本へ。