村上龍 55歳からのハローライフ

お年賀に村上龍の「55歳からのハローライフ」をいただきました。 本は、5つの中編で構成されていますが、1編1編の内容が濃く、また、歯切れのよい文章で思考を描写しているので、なかなか面白い。
日経に掲載された広告は「55歳から、新たな人生がはじまる」で、おやじにはタイムリーすぎます。  村上龍、年代が近いこともあり、学生の頃に「限りなく透明に近いブルー」読み、その後ずっと村上作品を読むことなく、定年を意識し始める頃に、また村上龍を読むのはなにやら因縁めいています。 
 
先日30年ぶりに大学の友人とばったり会い、新年にお互いの30年を酒を酌み交わしながら語ったのですが、これまたこの本と重なるところがあり、いろいろ考えさせられます。 今年の正月は、「これから」を意識した正月でした。

お年賀、その他にもいろいろいただきました。 Lupiciaの「ダルマ」フレーバーティーは、独立した息子から。 お茶で眠気をとって修行に励んだというダルマさんの伝説にちなんだもの、マンゴーの甘みにピンクペッパーがアクセントなのだそうな。 お年賀持ってくるとは思ってもいませんでした。 感心感心。 おおっと、家内の教育のおかげ、にしておかないといけません。 (あぶないあぶない、、、)

右の絵は、お義母様からいただきました。 お義母様は、絵と旅行で充実した「これから」を生きてこられたようです。 おやじは「これから」をどうしましょうかねぇ、、、村上龍の本では、仕事に熱中してきたおやじは、ひとりよがりで家族から置き去りにされ、置き去りにされている自覚を持てず、孤立してゆき、なんとも哀れ、可哀想です、、、、、、、、まぁ、命を燃やし続けること、が大事なのでしょうか。

そうそう「仕事に熱中」と「ワーカホリック」は違います。 以前に仕事で一緒だったオーストラリアの自称ワーカホリックおやじは、ほんとに凄いものでした。 おやじなぞ比べ物になりません。 睡眠時間3時間ぐらいで、四六時中仕事のことを考えていて、まさしく仕事「中毒」。 おやじの目から見ても「病気」。 とても真似できるものではありませんでした。 あいつもいい加減に定年のはずです。 何してるのでしょう、、、何かに燃えているに違いありません。

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