杉水(すぎのみず)町 そば工房権兵衛  ハイキングカフェ MAGNOLI 残って欲しい集落

杉水(すぎのみず)町は山中温泉のかなり山奥にある集落です。

かつては炭焼きを主産業として緑豊かな自然を守っていたそうです。ガス供給の普及とともに炭焼きは衰退し、過疎化が進み、耕作放棄地が増えて、いつしか限界集落となってしまったそうです。

そば工房権兵衛は、父が建てた家を守りたい、十数軒あった集落も四軒ほどになってしまい、自分が育った集落を守りたいと、ご主人が40歳のときに集落に戻ってはじめたお蕎麦屋さんです。営業は土日だけで平日は農作業。

残った集落の皆さんで、ハイキングカフェ MAGNOLI、薬味の小作、宿の与平や忠平など、村おこしをしています。 そして、2011(平成23)年月に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたのだそうです。

杉水(すぎのみず)のHPも作っていて、是非見てあげてください。杉水 -すぎのみず- (hyaku-warai.jp)

とても立派なお家です。 昭和27年に建てたのだそうです。
そば工房権兵衛とお宿の忠平と与平は橋を渡ったところにありました。
杉水(すぎのみず)町の集落
そば工房権兵衛の中。 囲炉裏があり、梁が大きくてしっかりとした作りでした。
お蕎麦
みょうがの酢の物、ぜんまいの煮つけ、そばがき
岩魚の塩焼き 頭からいけました。 豊かなお味でしたね。。。
一軒ごとにマスコットが決まっています。 
ハイキングカフェ MAGNOLI
蔵を利用したカフェになっています。MAGNOLIは朴葉味噌焼きの”朴”の事だそうです。


マフィン美味しかった! おやじはやっぱりシソジュースをオーダー
お宿の与平と忠平
集落は片側一車線の道をかなり入った山奥ですが、ここしかないだろうと思う川沿いに細長く開けた場所で、実に雰囲気が良いところです。



ここで育った方が集落を残したいと願う気持ちが、なんだかちょっぴり羨ましく思えたおやじでありました。




TAKIGAHARA Cafe  加賀野菜の力強さ

 お昼休みにひとっ走りして、小松市の滝ケ原にありTAKIGAHARA Cafeに行ってきました。

ここは、東京から移住した若者(?)が畑に立ち、土を耕し、「食べる」「働く」「生活する」を考え直し、農業の新しい可能性を探ろうとし、古民家を再利用してHotelやCafe、Gallaryを拓いています。(詳しくはこれを参照⇒

(写真はSweetsのゴルゴンゾーラ チーズケーキ w/昨日採れたブルーベリー)

山間の農村をずっと入ってゆくと、ありました、TAKIGAHARA CAFE。 
店内はこんな感じで、とてもオープンです。
メニュー
近所のお爺さん(?)が先客でした。
季節の野菜ガレット+トッピング 滝ケ原の産み立て卵
たっぷりキノコとホワイトソースガレット+トッピング スペイン産生ハム

ガレットは美味しかったです。ガレットってこんなにいけるとは知らなかった、ガレット見直したと思うほどです。 加賀野菜の力強さなのでしょうかね? 野太く存在感がある野菜でです。 
バターシュガーガレット 
シソソーダ、ぶどう巨峰100%ジュース しそソーダ、それとなくシソっぽいお味でこれまた新鮮なお味。
このNPO法人は、新しい農家のありかたを模索しているようです。
料理はとても美味しいです。 人が沢山集まるところではないので、続けることはなかなかたいへんなのではないかと思います。 実験で終わってほしくはありませんね。 応援しています。
この道の突き当りにTAKIGAHARA Cafe がありした。
ここらへんは石切場だったでそうす。
石切り場跡だけでなく石橋もそこかしこに残されているようです。今度丹念に見て回りましょう。
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白山鶴来 草庵 神の鴨せいろ、出色の蕎麦湯

 家から車で30分のところに、食べログ2022日本の蕎麦名店100に選出されている”草庵”があります。 祝日はたいへん混むとのことなので、平日の昼休みに行ってきました。

古民家、それとも 古民家風 なのかな? 森の中に佇む感じのお蕎麦屋さんです。 
とても天井が高く、お蕎麦に否が応でも期待してしまう店内です。
蔵なのかな? なんだかとても素敵な奥の席は予約用みたい。
平日の11:55着でしたが10分ぐらいで席に案内されました。空いていてラッキー。
これが家内オーダーの鴨せいろ
家内は薄味が好きで塩辛いのは嫌いなので、お蕎麦もそば汁をあまりつけず、蕎麦湯にそばつゆも注がないので、いつもそばつゆがほとんど残る筋金入りの薄味党です。

ところがっ!! この鴨せいろは神せいろ。な、なぁんと!! 家内にそば汁を飲み切らせました。 驚きました。 この鴨せいろのそば汁は、とても香ばしく、鴨を蕎麦汁につけて炭であぶったのかな? お汁に吸いこまれるような香ばしさ。これで筋金入りの薄味党の家内もそばつゆを飲み切らずにはいられなかったそうな。  
おやじは、せいろと十割そばをオーダー。 お蕎麦は細いお蕎麦です。

おやじは、すぐにつるっとお蕎麦を喉に通してしまうのですが、このお蕎麦は、自然とよく噛みたくなってしまうお蕎麦でした。 二八と十割では十割のほうがより噛みたくなりました。 お蕎麦は瑞々しくて、細く、のど越しがよく、そばつゆの香りも良いお蕎麦です。

それにしても、よく噛みたくなった蕎麦は、はじめてです。
そして、出色の蕎麦湯! 蕎麦湯自体はドロドロのとっても濃い蕎麦湯です。蕎麦猪口で蕎麦湯をいただくのが普通だと思うのですが、ここでは、木の器の蕎麦湯とぐい飲みが出されました。

ぐい飲みは、蕎麦湯だけで飲みなされということだと思います。そばつゆと混ぜて飲んでみて納得。蕎麦湯だけで飲む方がそばつゆを混ぜるよりよほど美味しいのです。味の濃い蕎麦湯でそばつゆも寄せ付けない濃さ、ということですね。 驚きました。

流石名店100に選出されるだけの蕎麦屋さん。 こんな近くにあるなんて嬉しいです。

今日も空が高い、、、、、お! まずい! 午後の仕事スタートに遅刻してしまう!

福井永平寺町 けんぞう蕎麦 辛味大根、おろしそば、これは癖になりそう

 家内への埋め合わせで、今日は、車で1時間 福井の竹人形の里に寄り、それから、けんぞう蕎麦でお昼をいただきました。 

けんぞう蕎麦は、辛味大根(けんぞう蕎麦)が有名らしいです。メニューはおろし蕎麦とけんぞう蕎麦、そして、おろし蕎麦+けんぞう蕎麦の五合蕎麦、十合蕎麦しかありません。

もちろん五合蕎麦をオーダー。

手前の白い御汁が、からみ大根。 ものすごく辛いです。 お玉のお椀は大根おろし。 少し甘めです。 からみ大根は、どうしてこんなに辛いの?というくらい辛いです。これに、そばつゆを加えて頂きます。 お蕎麦は香り高い十割蕎麦。


からみ大根は辛いーとかいいながら止まりません。辛さが応えてくると、おろし大根でお口直しをしてまたからみ大根へ。
結局二合追加して、からみ大根、大根おろし完食です。 
追加では、そばつゆにからみ大根を加えて、お味を好みに調整しました。 
いやぁ美味しいこと、美味しいこと。 大満足のおやじとおっかあでありました。

けんぞう蕎麦は、大人気店らしく11時40分ごろに着いたら15組待ちでした。
何組かは待ちきれずに帰ったようですが、おやじとおっかあは、滅多にはこれないから、と待ちました。待ってよかったです。
この辛味大根蕎麦がクセになります。 も一度味わいたいです。
近くの天龍寺の参道では、出店が並んでいました。 
お祭り?なのでしょうか
出店では、家内がスマートボールに挑戦。 見事2ライン達成で賞品をゲット。 孫用にヨーヨーを選んでいました。
マンホールの絵柄はあゆ? きっとここらへんは鮎料理のお店があるのでしょう。 今度探してみましょう。
えちぜん鉄道勝山永平寺線の観音町駅を通る電車。 駅の駐車場に車を停めて縁日に向かいました。 福井永平寺の街並みは、小松の雰囲気とは違っていて、やはり、土地、土地によって雰囲気は違うのですね。いろんな街を訪れてみたい。

さて、今日は昨日の埋め合わせになったかな。

ハニベ巌窟院 うーん

 家から車で10分のところにハニベ巌窟院があります。 外から見るとB級観光スポットぽく見えるのですが、確かめておかないと、とワクチンの副反応から回復した家内を連れて、ちょっと見てこようか、と行ってまいりました。

彫刻家 都賀田悠馬と息子が作った石切場跡に作った彫刻の森。 ハニベとは埴輪を制作した土部師(はにべし)の事で、石切場の洞窟に作ったお寺 を意味しているのだそうです。
ここらへんまでは、よかったのですが、山を登るにつれ、あれ、、、なんだろうここは?と疑問が首をもたげます。
巌窟院の入り口 阿吽像、ここまでは、多少首をかしげつつもなんとか耐えられました。
この中の洞窟に彫刻が並んでいます。 
インドのお釈迦様の逸話の彫刻が並んでいますが、ここで少々後悔しはじめます。
すごく真剣ですが、どこかが少しずれていて、不気味な像が多いです。

さらに奥に行くと、今度は地獄の彫刻が並んでいますが、ドン引きしてしまい、最早写真を撮る気は失せてしまいました。

ハニベ巌窟院、おやじには理解できませんでした。 なんだか家内には悪いことしてしまったような罪悪感。 埋め合わせしないとなりません。 

。。ん? これがハニベ巌窟院の良いところなのかなぁ



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